危険思考スパイラル7

そんなに慌ててかきこむなよ、お腹壊すぞ

「でも、どうしても止まらないんだ。なんでだろ」

それはお前が飢えていたからだ。だが、飢えているときに慌てて詰め込んでも吐き出してしまうだけだぞ

「解っているさ。でも、解っていても止まらないんだよ」
「しょうがないね。1回お腹壊すしかないんじゃない」
「うん、たぶん僕もそう思う」

危険思考スパイラル6

「なんでみんな、『健康、健康』っていうんだ。僕は僕なりに努力してどうにかしようとしているのに」
「あれで?」
「そうさ。だから人に健康状態を心配されるといらいらするんだ。『お前は努力を怠っている。お前は自分を大切にしていない。そのせいで周りの人間が迷惑している、不快にさせている』」
「呆れた。あなたね、何でそうひねくれてるの?そういってくれる人は本当にあなたのことを心配しているのよ」
「僕のことを尊重してくれるなら、どうして僕のやりたいようにさせない。僕が僕の意志で体壊したって・・・」
「だめ、見過ごせない」
「なんでさ」

それが愛だからだろ

「・・・。そうか。僕は『愛』そのものを憎んでいたのか」

{Ego]危険思考スパイラル5

「ああ、確かにそうさ。時には無茶してしまうこともある。書かなくていいこともいっぱい書いて心配かけてきた。けどさ、それは僕の自由だろ」
「人に心配かけることが?不安をまき散らすことが?」
「そうさ」
「『私はこんなに病んでます。でもこれは私自身の意志でやっていることなので誰も気にしないでください』、なにそれ、だったらそんなこと書くなよ」
「書いちゃ悪いかよ」
「はっきり言って迷惑」
「ああ、そう。じゃ、書かないさ。」
「もう書いちゃったから今更どうしようもないんじゃない?」

危険思考スパイラル4

「僕は君の重荷にはなりたくないんだ」
「だったらそんなこと言わなきゃいいのに」
「解った。もう言わない」
「だから、そんなこと言わなきゃいいのにって」
「ううう・・・」
「何よ、言いたいことあるなら言いなさい」
「僕はどうすればいいのさ。言えばいいの?言わなきゃいいの?」
「言いたきゃ言えばいい、言いたくなきゃ言わなきゃいいでしょ」
「だって、君に背負って欲しくないから」
「だ・か・ら。重いかどうか、背負うかどうか、それは私が決めることであなたが決めることじゃないでしょ」
「でも・・・」
「相手にどう受け止められたいかまで望むのは望みすぎ、それを相手に言ってしまうのはサイアク、結果までコントロールしようとするのは傲慢」
「解った。正直に言う。僕は君を失うのが怖い」
「繰り返さなくていいわよ。最初にそういったでしょ、あなた」

危険思考スパイラル3

「僕が君の重荷になるようだったらいつでも捨ててくれていいから」
「うん。じゃあ、さよなら。今までありがとう」
「え」
「だって、『捨てて欲しい』って言うから」
「い、いや、僕は君の重荷になりたくないって・・・」
「それ、重たいから」

危険思考スパイラル2

「これはアナタが望んだ孤独」
「違う、僕はもう独りになりたくない」
「アナタの望みはまた元の孤独に帰ること」
「違う、もうあの暗闇の中には帰りたくない」
「アナタは安息を得たいと思っている」
「僕の安息はそこにはなかった」
「アナタは不安な気持ちを楽しんでいる」
「そんな、この苦しみが楽しいだなんて」
「アナタは自分の苦しみに酔っている」
「じゃあどうしてこんなに気持ちが悪いんだ」
「アナタは人に心配をかけるのが好き」
「違う、僕は誰にも心配をかけたくないんだ」
「アナタは構ってもらいたくないふりをして構ってもらうことを嬉しく思っていた」
「だから、僕は素直に認めたじゃないか」
「アナタは書くことで自分の気持ちに蓋をしている」
「僕は書くことで自分の気持ちをさらけ出しているんだ」
「アナタは分裂している」
「そう、わたしは3つに分裂してしまった」
「4人目のあなたがほんとうのアナタ」
「え?」
「でも4人目のアナタもほんとうのアナタじゃない」
「・・・・・・。」
「ほんとうのアナタはアナタの見えないところにいる」
「どこだ、わたしはどこにいる」
「ほんとうのアナタなんかどこにもいない」
「僕が・・・いない?」
「1人目も、2人目も、3人目も、そして4人目も、全部アナタの断片」
「僕は・・・バラバラ?」
「嘘をつく度にアナタは増えていく。」

危険思考スパイラル

「ああ、やはり僕は失ってしまうのか」
「あなたがそう望めばね」
「そうか、やはり君も僕を見捨ててしまうのか」
「あなたがそう望めばね」
「やはり僕は人を不幸にする」
「あなたがそう望めばね」
「やはり僕は人を駄目にしてしまう」
「あなたがそう望めばね」
「やはり自由な翼を地上に引き下ろすようなことをしてはいけないんだ」
「あなたがそう望めばね」
「やはり僕は人と関わってはいけないんだ」
「あなたがそう望めばね」
「僕はもうここから出られないのだろうか」
「あなたがそう望めばね」